家庭でワインを楽しむ 刺身と白ワイン①
- こんにちは、福岡在住ソムリエの中村です。
今回は刺身をワインと合わせるコツをお話ししたいと思います。
刺身とワイン
★日本人に馴染みの深いお刺身、ワインと合わせるのは邪道という人も多いでしょう。刺身とワインを合わせるには醤油が邪魔をします(._.)
かなり加減するといいと思いますが、つけすぎると、どんな魚でも同じ味になります。
違うのは触感だけ、という事になりかねません( ゚Д゚)
おいしい塩だけで食べることにより、季節の魚や貝の香りを感じることができます。
刺身の触感を大事にする日本人が多い様な気がするのは私だけでしょうか?
肝心の味付けの部分は醤油オンリーで済ませているような気がします(._.)
素材のもつ甘味や旨み、そして香りを楽しむには、塩味と酸味が重要です。
白身魚やイカなどを食べる時には、白ワインが酸味をくれるので塩味を加えればいいのです。
料理屋で白身魚を注文するとスダチが添えられる事が多いです。
刺身の上から搾ってかけると酸味が強くなりすぎます(._.)
私も受け売りですが(笑)小皿にスダチを搾り込んで、塩を加えて、濃い場合はワインや日本酒で少し薄めます、こうすると酸味が和らぎます。
このタレを刺身につけて食べてみてください。おススメです(^^♪
このように魚の風味を生かした食べ方をすると、自然とワインも日本酒もより相性が楽しめるようになります。また、ワインに合わせてタレを替えるのも楽しみのひとつで、ワインのポン酢や塩とライム、オリーブオイルと塩。
赤身の刺身には、ワサビの変わりに、ブラックペッパーやマヨネーズ、デジョンマスタードなどを使うと赤ワインも楽しめます。
刺身とワインは合うという前向きな発想がないとダメですが(^-^;
ポイントは醤油だけで楽しむのではなく、オリジナルのソースを作り相性がいいものを試すことが大切で、ワインも食材も同時に楽しめると思います(^^♪
決して醤油を否定している分けではないのですが・・( 一一)
醤油とワイン
ワイン通の中では醤油は絶対に合わないという方が多いです。
基本的には調味料なので、補助的な要素にすぎません。醤油を飲みながらワインをのむわけではありませんし・・・。
醤油の味わいは熟成したチーズに似ています。どちらもタンパク質が分解されてアミノ酸にになり、そこに塩の風味が加わってどんどん複雑性が増したものと考えられます。
なので、チーズと赤ワインがお互いを引き立てあうように、醤油と料理との組み合わせが合えば、赤ワインを飲んでも、美味しく感じられるはずです。
一番の問題は香りだと思います。
チーズの場合、熟成が良く進んで香りが強いものはワインの風味を壊してしまいます。
醤油にも独特の発酵臭がありますから、それがワインとの相性を難しくするんだと思います。
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