ワイン入門③ メルロ
こんにちは、福岡在住ソムリエの中村です。
今回は、黒ブドウの品種【メルロ】についてお話いたします。
Merlot メルロ
赤ワイン用のブドウ品種としては、カベルネソーヴィニョンと栽培面積1位の座を争うフランスボルドー原産の黒ブドウ品種。
DNA鑑定でカベルネ・フランの子孫と判明したらしいのですが、もう片方の親は不明らしいです( ;∀;)
早熟なブドウ品種で収穫が遅れると酸味が急激に失われます。また保湿性が高く、カベルネ・ソーヴィニョンとは対照的で水はけの良い土壌は苦手です。乾燥に弱く粘土質のような保湿性のある土壌を好みます。
栽培地域もボルドー左岸の砂利質土壌よりも右岸の粘土質土壌で多く栽培されます。
土壌については、後程説明していきたいと思います。
こういう、見慣れない言葉がたくさん出てくるのがワインを分かりにくくしているのかも知れませんね( 一一)
ふくよかなボディ(ワインの豊かさ、濃厚さ、重さなどを表現します)が特徴です。
また、カベルネ・ソーヴィニョンと比べるとタンニン(渋み)は穏やかです。
ボルドー左岸では、カベルネ・ソーヴィニョンとよくブレンドして造られますが、単一品種で醸造されることも少なくないです。
有名なワインとしてはシャトー・ペトリュスやシャトー・ルパンなんかがありますがどちらも何十万もします・・・(._.)
ちなみに私はどちらも飲んだ経験があるんですが、ペトリュスに関しては中々状態のいいワインに出会えません( 一一)
しかし、状態の良いものはそれはもう素晴らしい味わいです(^^♪
ただ値段と味わいと考えると高すぎますね・・・
シャトー・ルパンは洗練された滑らかな質感で、果実味は凝縮してるのにピュアでふんわり軽いので、初めて飲んだ時は驚愕しました( ゚Д゚)
個人的にはシャトー・ルパンが大好きです。名前も(笑)
主な産地
★フランス ボルドー
★イタリア
★スペイン
★オーストラリア
★日本
などなど
上げればキリがないですが( ;∀;)
最近は国産ワインのメルロも素晴らしい味わいです。
日本人として嬉しい限りです(^^♪
香りの特徴
★プルーン
★クローブ
★スミレ
★干しアンズ
★ドライフルーツ入りのパウンドケーキ
★鉄釘
★トリュフ
などなど。
香りの要素を自分でワインから探すのも面白いのですよ(^^)/
テイスティングに関してもまた別の機会に説明いたします。
最後に3000円以下で買える
オススメのワインを紹介いたします。
個人的に好きなワインです(^^♪
産地名 フランス ボルドー
名前 シャトー・カップ・ド・フォジェール
ヴィンテージ 2009年
ブドウ品種 メルロ85%
カベルネ・フラン10%
カベルネ・ソーヴィニョン
価格 2500円前後
※ヴィンテージが変わると味わいや香りも変わるので注意です。
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