家庭で楽しむ 肉に赤ワイン①
こんにちは、福岡在住のソムリエ中村です。
今回は、肉料理と赤ワインの相性についてお話ししたいと思います。
肉料理に赤ワイン
★鹿やイノシシなどの野獣肉には、独特の香りがあります。
また、ヒツジやヤギの肉にも独特な香りがあります。この香りを引き立てるのはスパイスです。となると、合わせるワインはスパイス香を含んだ赤ワインということになります。この場合はシンプルに焼いただけの場合に限りますが(^-^;
大切なのは調理法です。
★牛肉の冷しゃぶカイワレ巻き
ポン酢で食べればさわやかな白ワインが合います。
★牛肉のたたき
合わせる場合キュウリを巻いて、ワサビ醤油なら白ワイン、豆板醤味噌なら赤ワインが合います(^^♪
★とんかつ
ソースで召し上がる場合は赤ワインとバターでソースの味を調えます。即席赤ワインソースとでも言いますか、この場合は赤ワインに相性よくお召し上がりになれます。とんかつソースのみだと味が強すぎるのです(^-^;
★ハムやソーセージ
ロゼやロゼのスパークリングが相性いいです。
前回お話しした「ワインの色と料理の色を合わせる」これをイメージするとわかりやすいと思います。詳細は下記の記事を参考にしてください。
★焼肉
赤ワインが一番相性いいです(^^♪
合わせる際には酸味の強くない、ボリューム感があってスパイシーな風味が強いタイプ
例えば、チリ、南アフリカ、オーストラリアなどのカベルネ・ソーヴィニョンがいいと思います(^^)/
これからバーベキューの季節になります。
千円前後で買える良質なワインも多いので焼肉の際には特におススメです。
霜降り牛と赤ワイン
日本の霜降り牛は脂の割合いが多く、赤身よりも脂を食べているようなものですから、
基本的には赤ワインは合わないと思います。
フォアグラと赤ワインが合わないのと同じ理屈ですね(^-^;
赤ワインの渋みやスパイシーさがフォアグラの繊細な味を引き立てることが難しいからです。白ワインでもボリューム感のあるしっかりとしたタイプがフォアグラには合います。基本的には合わない相性なんですが、ここでも大切なのは調理法です。
霜降り肉でも赤ワインの要素が含まれているソースを加えると、赤ワインとおいしくいただけると思います。
何度も言いますがあくまで基本の相性です、嗜好は人それぞれですので、自分に合った相性を色々と試してみて下さい(^^♪
楽しく美味しくが一番です(^^)/