ワインの基本④ シャルドネ
こんにちは、福岡在住ソムリエの中村です。
ずいぶんと脱線してしまいました(^-^;
飽きっぽい性格ですので色々とテーマを変えながら少しずつ進んでいくと思います(._.)
今回はまた基本に戻りブドウ品種を引き続き説明いたします。
あと10品種( ゚Д゚)
シャルドネ
白ブドウをイメージしたときに、まっさきにイメージするのがこの品種ではないでしょうか。この品種は世界中で栽培されいます。栽培されていない産地がないほどの人気の品種です。
発芽が早く遅霜の害を受けやすいのが欠点ですが、冷涼なフランスのシャンパーニュ地方から温暖なオーストラリアまで適応能力は高いです。しかし、栽培地域の気候がワインに与える影響は大きいです。
冷涼な地域では、シャープな酸味を伴う柑橘系。
温暖な地域では、ボリュームたっぷりなトロピカルフルーツ系。
気候だけでなく土壌の影響もかなり受けやすいです。
様々なスタイルのシャルドネが存在いたします。
温暖な気候の場合は白ワインに不可欠な酸味が低下してしまうので、比較的冷涼な気候が望ましいです。
★主な産地は多すぎるので省きます( 一一)
あまりにもポピュラーな品種ですが、最も高貴な白ブドウ品種でもあります。
品種の個性が前面にでない代わりに産地の特徴が顕著に出てきます。
フランスのシャブリの様な冷涼な産地では、石灰質土壌による火打石や、シャープな酸があるレモンの様な香り。アメリカのナパ・ヴァレーの様な温暖な地域ではパパイヤやパイナップル、といった香りになります。
焼き魚
少し道それます(^-^;
ちなみに真鯛の塩焼きには上級クラスのシャブリがよく合います(^^♪
シャブリの持つ火打石(線香花火の様な)ミネラルのニュアンスと真鯛の風味がマッチします。食べるときはレモンなどを搾りすぎず、合わせてみて下さい。
ワインにレモンの要素があるのでかけすぎると酸味が強くなりすぎますので( 一一)
塩のみで楽しめます。
白身魚には素材の持つ旨み、甘味があります。塩焼きにすると塩味が加わります。
また表面の焦げの部分が苦味の成分となり、これに酸味を加えると五味が完成するのです。よくスダチやレモンが焼き魚に添えられるのはこのためです。
ワインを合わせる際には、フレッシュな酸が強くないタイプを合わせると、よくマッチしますので、ぜひお試しください。
香りの特徴
★レモンの皮
★青りんご
★グレープフルーツ
★メロン
★パイナップル
★ナッツ
★チョーク
★線香花火
★バニラ
★菩提樹
などなど・・・
香りはもちろん栽培産地によって異なります。
最後に3000円以下で買える
オススメのワインを紹介いたします。
産地名 オーストラリア 西オーストラリア州・グレートサザン
名前 プランタジェネット・オムラ・シャルドネ
ブドウ品種 シャルドネ100%
価格 1500円前後