ソムリエのワインブログ

ソムリエがワインの基本的な楽しみ方、マナー、おススメのワインを紹介いたします。

家庭で楽しむ 肉に赤ワイン①

こんにちは、福岡在住のソムリエ中村です。

 

今回は、肉料理と赤ワインの相性についてお話ししたいと思います。

 

肉料理に赤ワイン

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★鹿やイノシシなどの野獣肉には、独特の香りがあります。

また、ヒツジやヤギの肉にも独特な香りがあります。この香りを引き立てるのはスパイスです。となると、合わせるワインスパイス香を含んだ赤ワインということになります。この場合はシンプルに焼いただけの場合に限りますが(^-^;

 

大切なのは調理法です。

牛肉の冷しゃぶカイワレ巻き

ポン酢で食べればさわやかな白ワインが合います。

 

牛肉のたたき

合わせる場合キュウリを巻いて、ワサビ醤油なら白ワイン豆板醤味噌なら赤ワインが合います(^^♪

 

とんかつ

ソースで召し上がる場合は赤ワインとバターでソースの味を調えます。即席赤ワインソースとでも言いますか、この場合は赤ワインに相性よくお召し上がりになれます。とんかつソースのみだと味が強すぎるのです(^-^;

 

ハムやソーセージ

ロゼやロゼのスパークリングが相性いいです。

前回お話しした「ワインの色と料理の色を合わせる」これをイメージするとわかりやすいと思います。詳細は下記の記事を参考にしてください。

 

www.wine1616.com

 

焼肉

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赤ワインが一番相性いいです(^^♪

合わせる際には酸味の強くない、ボリューム感があってスパイシーな風味が強いタイプ

例えば、チリ、南アフリカ、オーストラリアなどのカベルネ・ソーヴィニョンがいいと思います(^^)/

 

これからバーベキューの季節になります。

千円前後で買える良質なワインも多いので焼肉の際には特におススメです。

 

 

霜降り牛と赤ワイン

 

日本の霜降り牛は脂の割合いが多く、赤身よりも脂を食べているようなものですから、

基本的には赤ワインは合わないと思います。

フォアグラと赤ワインが合わないのと同じ理屈ですね(^-^;

 

赤ワインの渋みやスパイシーさがフォアグラの繊細な味を引き立てることが難しいからです。白ワインでもボリューム感のあるしっかりとしたタイプがフォアグラには合います。基本的には合わない相性なんですが、ここでも大切なのは調理法です。

霜降り肉でも赤ワインの要素が含まれているソースを加えると、赤ワインとおいしくいただけると思います。

 

 

何度も言いますがあくまで基本の相性です、嗜好は人それぞれですので、自分に合った相性を色々と試してみて下さい(^^♪

楽しく美味しくが一番です(^^)/

 

 

 

家庭で楽しむワイン 生カキにシャブリ

 こんにちは、福岡在住のソムリエの中村です。

 

今回はよく耳にする、生カキとワインの相性ついてお話したいと思います。

 

生カキとワイン

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正直、合う、合うはないは嗜好の問題などで、絶対合うというということは言えません。しかし、若々しいワイン果実の香りがたくさんあるので、カキとは合わせずらい部分があります。

魚の生臭さやヨード臭が強調されてしまうからです。そういう意味で、少し熟成したタイプ、果実の香りが落ち着いたころのワインの方が合わせやすいと思います。

 

生カキに合うワインとしては、フレッシュな酸をもつ白ワインがあげられます。

 

通常、生カキにレモンや赤ワインヴィネガー、ポン酢を使うのは、味覚上の問題以外に、酸に殺菌作用があるからです。また、ワインと一緒に生カキを食べる時にレモンをかけない人がいるのは、ワインにレモン的な酸の効果があるからです。

ちなみにフランスでは生カキを食べる際には白ワインをたくさん飲むそうです。

 

生カキとシャブリ

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よく生カキとシャブリは相性がいいという事を耳にすると思いますが。

それは、昔の話なのです( 一一)

カキは、海沿いの町から陸路でパリまで運ばれていたため、鮮度が良くありませんでした。なので酸味の強い白ワインをたくさん飲めば大丈夫だと考えられていたのです。

 

しかも、むかしの美食家はブルゴーニュ産のワインをたくさん飲むのがお金持ちの証とされていましたので、シャブリが飲まれるようになったのです。

 

シャブリはブルゴーニュの最北に位置し、平均気温も低く、当時は唯一リンゴ酸フレッシュなままで残っていたため、ブルゴーニュワインの中では最も酸味が強く、したがってカキとよく合ったのです。

 

今のシャブリは、温度コントロールにより、フレッシュで強い酸まろやかな酸に変えるマロラクティック発酵を行っているところが多くなってきたため、生カキに合うとは一概には言えなくなりました(._.)

 

現在のワインではシャブリに代わり、カキの産地の近くのボルドー・アントル・ドゥー・メールやロワールのミュスカデアルザスリースリングなど、白ワインでも乳酸発酵させていない、酸のさわやかなタイプがレモンの代役として効果的です。

 

合わせる際にはカキとレモンが合うように、ワインのタイプもフレッシュな酸味をもつレモン的な風味のワインを選ぶと相性良く召し上がれると思います。

 

個人的にはミュスカデがリーズナブルで家庭でも楽しめるワインだと思います(^^♪

 

 

 

 

 

 

オバマ大統領ゆかりのワイン

こんにちは福岡在住のソムリエの中村です。

 

先日、伊勢志摩サミットが開催されました。

オバマ氏は、アメリカの大統領として初めて日本の広島を訪門し平和公園の前で献花をし、敬意を表し演説をしました。

 

日本人として、考え深く思いました。

色々な意見はあるとは思いますが、大きな第一歩ではないでしょうか。

 

今回はそんなオバマ大統領にゆかりのあるワインを紹介したいと思います。

 

オバマ大統領ゆかりのワイン

グラハムベック・ブリュット 

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オバマ氏が、大統領就任の祝杯として使われたワインです。

 

米国民主党が大統領候補者を発表した夜、候補者となったオバマ氏は妻のミシェル夫人を伴い地元シカゴにあるお気に入りのレストラン「ブラック・バード」へ夕食へ出向いたといいます。


ソムリエは、特別な夜にふさわしい主張のあるワインとして、南アフリカ初の黒人大統領ネルソン・マンデラ氏が自身の就任式典で飲んだ、この「グラハム・ベック ブリュットNV」をサービス。

このワインの魅力に感動したオバマ氏は、大統領に選ばれた時に祝杯をあげようとその場で6本を注文し、就任演説を行う前に勝利の栓が抜かれたと伝えられています。

 

南アフリカの中のシャンパーニュ

南アフリカで最も有名にして、世界に誇る高品質スパークリングワインとして、多くの賛美を浴びてきたグラハム・ベック

良質なピノ・ノワールシャルドネの産地として有名な産地に農場を購入、1991年より生産をスタートさせました。


グラハムベックは南アフリカ産スパークリングとして、初リリースの2002年から6年連続TOP10生産者に選ばれ、南アフリカで最も多くの賞を受賞してきた生産者として知られています。

恵まれた日照量が育む奥深い複雑味と果実味、それであってフレッシュさが際立った瓶内二次醗酵によるスパークリングワインです。



シャンパーニュの本場で修行


マムやモエ・エ・シャンドンシャンパーニュを代表する蔵を含め多くの蔵で経験。
これまで何度もシャンパーニュに赴き理想とする「パーフェクトな泡」を追求し知識を養ってきました。

シャンパーニュでは研究発表等も行いシャンパーニュの発展にも貢献しています。

 

シャンパーニュを想わせる醸造設備

醸造設備は全て本場シャンパーニュから取り寄せ、南アフリカにあって本場シャンパーニュと同じ条件下で醸造を行うことが可能となりました。
南アフリカに存在するシャンパーニュと言っても過言ではないでしょう。

 

ちなみに価格2500円前後。

ボリュームある複雑な果実味、フレッシュな酸味とマッチしてバランスの取れた味わいです。この価格帯のスパークリングワインの中では、かなり高品質だと思います。

これから暑くなる時期にオススメなスパークリングワインです(^^♪

 

 

 

レディファースト

こんにちは、福岡在住ソムリエの中村です。

 

今回はレディファーストについてお話したいと思います。

 

レディファースト

 

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レディーファースト

レストランに行くとよく耳にする言葉です。

 

例えば以下の行為がレディファーストに当たると思います。

 

★レストランのドアを先に開けてあげる

★女性のコートを男性が預かりかけてあげる

★テーブルに着席の際、女性をいい席(ソファー)に座ってもらう

★トイレを探している仕草をしていると、男性がさりげなくサービススタッフに聞いてあげる。

 

などなど・・・

男性が女性を自然とリードする意味で使われる事が多いようです。

 

しかし、悪い意味で使われていた場面があったらしいのです。

 

★中世ヨーロッパでは、下水道が発達されておらず、糞尿を窓から捨てる習慣がありました。この時に、女性を歩道側を歩かせて男性は身を守っていました。

 

★また、権力争いで、暗殺が横行しており、食事の際に度々毒が盛られていました。女性を先に食べさせる事により毒見役としていたそうです。

 

 この話を聞くと、何か悲しくなりますね。

 

もともとの起源はローマ帝国の時代に、女性の機嫌をとる男性の風俗として始まりました。恋愛術、口説きの手法として始まったそうです。

女性に気遣う事によって、あとあとの流れをよくするとでも言いますか(^-^;

 

ホストとして女性を気遣う

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女性を気遣うべき男性が、レストランに入った途端に「ゲスト」になってしまう場面を良く目にします。本来ソムリエやサービススタッフはホスト(男性)のアシスト役でありゲスト(女性)ホスト(男性)に気遣いされるべきなのです。

 

食事中の会話で女性を楽しませたり、ワインの説明をしたり、レストランの入り口で女性のコートを脱ぐのを手伝ってあげたり、着席の際椅子を引いたり、全てをソムリエやサービススタッフに任せるのが当たり前になっているのが一般的です。

 

このさりげない気遣いを、男性が行ってあげると、女性は気持ちよく食事の時間を過ごせるのではないのでしょうか?

 

女性が機嫌がいいと、場の雰囲気も和みますね(^^♪

 

デートなどでレストランに入った際に、全てをサービススタッフに任せるのではなく、男性がホスト、女性はゲストのという感覚を持って気遣ってみて下さい。

 

「今日は楽しかったです。ごちそうさま。」という言葉はサービスマンやソムリエではなく、ぜひ男性が言われたいものですね(^^)/

 

ゲストとホスト、サービスマンの関係を明確にすることが大事だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ワイングラスはなぜ必要なのか①

こんにちは、福岡在住のソムリエの中村です。

 

今回はワイングラスについてお話ししたいと思います。

 

ワイングラスの必要性

 

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ワイングラスにはワインのタイプに応じた、ワイングラスの形や容量があります。

ワインを飲むシーンを想像すると、自然に香りを嗅ぎながら飲むイメージあると思います。その際に、グラスの中に香りがたまっているか、たまっていないか、というのが味わいに大きく影響いたします。

 

ラッパ型のグラスの場合、外側に口が広がっているので飲むときにワインの香りを失ってしまいあまりよくありません。

 

グラスの口の部分がまっすぐな形状のものや、球型に内側に広がっているものがありますが、まっすぐなものは香りをストレートに感じやすく、球型に膨らんでいるものはより香りを複雑に感じやすくなります。

 

また香りが弱くて軽いワインを大きな容量のふくらみのあるグラスに入れてしまうと、ワインにもともと香りがないために、香りを弱く感じてしまいます。

香りの強弱に合わせてグラスの大きさを選ぶ事が、美味しく飲む秘訣です。

 

香りだけではなく、味わいの感じ方にもグラスの形状が作用します。

口に入る瞬間の流れ方、つまりグラス内で舌に触れる液面の形状が広いか狭いかによって味の感じ方が変わります。舌の先端では甘味両側では酸味を感じますので、幅が狭いほうが第一印象では甘くなり、広い場合には酸味を感じるのです。

 

 

グラスにワインを多く注ぎすぎない

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たまに、グラスになみなみ注いでワインを飲まれている方を見かけます。

街場のお店によっては、こぼれスパークリングなどのメニューもあります( ゚Д゚)

 

飲み方や楽しみ方は自由ですので否定はしません。飲まれている方が楽しく、美味しく飲むのが一番だと思います。場の雰囲気などもございますし(^^♪

 

ただ基本の楽しみ方は、グラスの半分以下にワインを注ぎ、香りがたまる空間を残す事が重要です。芳香成分を含んだ空気も一緒に飲むという感じがイメージしやすいでしょうか。

 

スパークリングワインの場合も香りが大切で、口が広いクープグラスよりも、口がすぼんでいるタイプの小さめのグラスやフルートグラスなどで楽しむといいと思います。

 

口の広いタイプのグラスでは泡がすぐに消えてしまうのでこのタイプには向きません。

 

泡が液体の中に溶け込み口の中で心地よく広がることにスパークリングワインの魅力がありますから、できるだけ泡が逃げないようなタイプをお勧めいたします。

 

家庭でワイングラスを選ぶ際はチューリップ型の少しふくよかなタイプをオススメします。この形状だと白ワインでも赤ワインでも美味しく飲めると思います(^^♪

 

 

 

ワインの基本④ シャルドネ

こんにちは、福岡在住ソムリエの中村です。

 

 ずいぶんと脱線してしまいました(^-^;

飽きっぽい性格ですので色々とテーマを変えながら少しずつ進んでいくと思います(._.)

 

今回はまた基本に戻りブドウ品種を引き続き説明いたします。

あと10品種( ゚Д゚)

シャルドネ

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白ブドウをイメージしたときに、まっさきにイメージするのがこの品種ではないでしょうか。この品種は世界中で栽培されいます。栽培されていない産地がないほどの人気の品種です。

 

発芽が早く遅霜の害を受けやすいのが欠点ですが、冷涼なフランスのシャンパーニュ地方から温暖なオーストラリアまで適応能力は高いです。しかし、栽培地域の気候がワインに与える影響は大きいです。

 

冷涼な地域では、シャープな酸味を伴う柑橘系

温暖な地域では、ボリュームたっぷりなトロピカルフルーツ系

気候だけでなく土壌の影響もかなり受けやすいです。

様々なスタイルのシャルドネが存在いたします。

 

温暖な気候の場合は白ワインに不可欠な酸味が低下してしまうので、比較的冷涼な気候が望ましいです。

 

★主な産地は多すぎるので省きます( 一一)

 

あまりにもポピュラーな品種ですが、最も高貴な白ブドウ品種でもあります。

品種の個性が前面にでない代わりに産地の特徴が顕著に出てきます

 

フランスのシャブリの様な冷涼な産地では、石灰質土壌による火打石や、シャープな酸があるレモンの様な香り。アメリカのナパ・ヴァレーの様な温暖な地域ではパパイヤやパイナップル、といった香りになります。

焼き魚

 

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少し道それます(^-^;

 

ちなみに真鯛の塩焼きには上級クラスのシャブリがよく合います(^^♪

シャブリの持つ火打石(線香花火の様な)ミネラルのニュアンスと真鯛の風味がマッチします。食べるときはレモンなどを搾りすぎず、合わせてみて下さい。

ワインにレモンの要素があるのでかけすぎると酸味が強くなりすぎますので( 一一)

塩のみで楽しめます。

 

白身魚には素材の持つ旨み、甘味があります。塩焼きにすると塩味が加わります。

また表面の焦げの部分が苦味の成分となり、これに酸味を加えると五味が完成するのです。よくスダチやレモンが焼き魚に添えられるのはこのためです。

 

ワインを合わせる際には、フレッシュな酸が強くないタイプを合わせると、よくマッチしますので、ぜひお試しください。

 

 

香りの特徴

★レモンの皮

★青りんご

★グレープフルーツ

★メロン

★パイナップル

★ナッツ

★チョーク

★線香花火

★バニラ

菩提樹

 

などなど・・・

香りはもちろん栽培産地によって異なります。

 

最後に3000円以下で買える

オススメのワインを紹介いたします。

 

産地名     オーストラリア 西オーストラリア州・グレートサザン

名前      プランタジェネット・オムラ・シャルドネ

ブドウ品種   シャルドネ100%

 

価格      1500円前後

 

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ワインの保管方法①

こんにちは、福岡在住ソムリエの中村です。

ブドウの基本品種の説明が途中なのですが(^-^;

 

今回はワインの保管方法についてお話ししたいと思います。

後々必ずアップいたします・・・( 一一)

ワインの保管

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ワインの瓶は寝かせないのが常識

ワインは、直射日光や紫外線に当たると変色します。また急激な温度変化にかなり弱く品質が劣化してしまいます。特に温度が高い状態から低い状態になる時が危険です。

酸素を液体に取り込んでしまい急激に酸化が進んでしまうのです。

 

また高温になると、果物が焼けたような香りになり、(リンゴやバナナなどが焼けたような香り)ワイン熱膨張により、コルクからワインが吹きこぼれてしまいます。

当然その間からも空気が入り酸化がどんどん進んでいくのです。

 

ワインのボトルを立てておくとコルクと液面の間に隙間ができるので、コルクが乾燥してしまう。乾燥したコルクは弾力性を失い密閉する力が弱くなり、酸素が瓶の中に入りやすい状態になります。

ボトルを寝かせるのは【コルクを乾燥させないため】というふうに理解されています。

 

しかし、ボトルを立てて置いたとすると、液面上部に少し隙間ができます。

あのスペースの湿度は実際には95%以上あるはずなのです。

となると保存の場合は、立てて置いても全く問題ありません。重要なのは保管する室内の湿度なのです。

 

むしろ寝かせて長期保存した場合は、コルクが液面に触れる状態がずっと続くので、液体の中で溶け始めてもろくなってしまいます

 

ボロボロになったコルクを抜栓するのはかなり面倒なはずです。

私も何度も経験がありますが毎回気が張ります(^-^;

できればボロボロのコルクは抜きたくないです・・。

 

家庭で保管する場合はもちろんワインセラーがいいと思います。

お持ちではない方は、温度変化の少ない冷蔵庫の野菜室をオススメします。その際に新聞紙でくるんで保管すると、温度変化とまわりの食材の香りも防げます。

 

保管が悪いワイン

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酸化が進みすぎると色が褐色を帯びてきます。香りや味わいにも不快感を伴います。

若いヴィンテージのワインを飲む際に茶色の色合いが混ざっていた場合は要注意です。

 

香りは果実の腐敗臭、味わいは舌を刺すような酸味不快な苦みなどが、チェックポイントです。そのようなワインに遭遇した場合はそこのお店で買うことを控えたほうがいいと思います。

 

よくある質問で、キャップシールを取ったときに、瓶口にカビが生えていたけど大丈夫なの?という質問がありますが、それほど問題ないです。湿度がいい状態で保管されていたことを示すので、コルクにとってもいい状態なのです。

むしろからからに乾燥しているコルクの方が、ワインはおかしな状態になりやすいわけです。

 

 

ご質問などはこちらに気軽にご連絡ください

sdnsdn101@gmail.com ナカムラまで。

 

 

家庭でワインを楽しむ 刺身と白ワイン①

  • こんにちは、福岡在住ソムリエの中村です。

今回は刺身をワインと合わせるコツをお話ししたいと思います。

 

刺身とワイン

 

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★日本人に馴染みの深いお刺身、ワインと合わせるのは邪道という人も多いでしょう。刺身とワインを合わせるには醤油が邪魔をします(._.)

 

かなり加減するといいと思いますが、つけすぎると、どんな魚でも同じ味になります。

違うのは触感だけ、という事になりかねません( ゚Д゚)

 

おいしい塩だけで食べることにより、季節の魚や貝の香りを感じることができます。

 

刺身の触感を大事にする日本人が多い様な気がするのは私だけでしょうか?

肝心の味付けの部分は醤油オンリーで済ませているような気がします(._.)

 

素材のもつ甘味旨み、そして香りを楽しむには、塩味酸味が重要です。

白身魚やイカなどを食べる時には、白ワインが酸味をくれるので塩味を加えればいいのです。

 

料理屋で白身魚を注文するとスダチが添えられる事が多いです。

刺身の上から搾ってかけると酸味が強くなりすぎます(._.)

 

私も受け売りですが(笑)小皿にスダチを搾り込んで、塩を加えて、濃い場合はワインや日本酒で少し薄めます、こうすると酸味が和らぎます。

このタレを刺身につけて食べてみてください。おススメです(^^♪

 

このように魚の風味を生かした食べ方をすると、自然とワインも日本酒もより相性が楽しめるようになります。また、ワインに合わせてタレを替えるのも楽しみのひとつで、ワインのポン酢塩とライムオリーブオイルと塩。

 

赤身の刺身には、ワサビの変わりに、ブラックペッパーやマヨネーズ、デジョンマスタードなどを使うと赤ワインも楽しめます。

刺身とワインは合うという前向きな発想がないとダメですが(^-^;

 

ポイントは醤油だけで楽しむのではなく、オリジナルのソースを作り相性がいいものを試すことが大切で、ワインも食材も同時に楽しめると思います(^^♪

 

決して醤油を否定している分けではないのですが・・( 一一)

 

醤油とワイン

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ワイン通の中では醤油は絶対に合わないという方が多いです。

基本的には調味料なので、補助的な要素にすぎません。醤油を飲みながらワインをのむわけではありませんし・・・。

 

醤油の味わいは熟成したチーズに似ています。どちらもタンパク質が分解されてアミノ酸にになり、そこに塩の風味が加わってどんどん複雑性が増したものと考えられます。

 

なので、チーズと赤ワインがお互いを引き立てあうように、醤油と料理との組み合わせが合えば、赤ワインを飲んでも、美味しく感じられるはずです。

 

一番の問題は香りだと思います。

チーズの場合、熟成が良く進んで香りが強いものはワインの風味を壊してしまいます。

醤油にも独特の発酵臭がありますから、それがワインとの相性を難しくするんだと思います。

 

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家庭でワインを楽しむ 魚に白ワイン①

こんにちは、福岡在住のソムリエの中村です。

 

 

間もなく2016年度のソムリエ試験日ですね。

今年から三次試験まで増えたこともあり年々ハードルが上がっている用に感じます。

 

★8月21日 一次試験日

★9月26日 二次試験日

★11月7日 三次試験日

 

合格までの日にちが長いですね( ゚Д゚)

受験生の皆さん大変だと思いますが頑張ってください(^^♪

 

さて今回は家庭でのワインの楽しみ方をお話ししたいと思います。

 

家でワインを楽しむ ~魚に白ワイン~

 

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知っておきたい基本的な考え方

魚には白ワイン】よく耳にすると思います。

日本には、焼き魚レモンやカボスなどの柑橘系の果物を搾ることで、淡泊な魚の味を引き出して味わうという食べ方があります。

 

白ワインの酸味は、柑橘系の果物と同じ役割を果たすことから白ワインは魚に合うと言われています。

 

しかし、フランス料理の場合、白身魚にたっぷりとソースをかけることが多く、魚そのものを楽しむというよりは、ソースが絡んだ身の味わいを楽しむ料理が多いのです。

 

ソースにより脂分のあるこってりとした味わいに近づくので、この場合は魚に白ワインの法則が成り立たないことになります。

 

だからといって【魚に白ワイン】という考えは間違えではありません。

必ずしも当てはまらないケースがあるだけで、基本の考えはここにあります。

 

一般的には魚料理には柑橘系やハーブを添えたほうが、よりおいしくなると言われているからです。つまり、白ワインの持っている柑橘系やハーブのさわやかな香りと共通するのです。魚に白ワインという理由はここにあります。

 

ワインと料理を合わせる時にイメージしやすい方法

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ワインと料理の組み合わせで絶対にというのはないのですが、(趣向の違いもありますので)食べる人飲む人が、美味しく感じるのであればそれに越したことはありません(^^

しかし、分かりやすいパターンがありますので、少し紹介いたします。

 

【ワインの色と料理の色を合わせる】

白ワインの色を少し細かく分けますと

 

①グリーン・パターン

(柑橘系のさわやかな香りのするグリーンがかった若草色)

②イエロー・パターン

(甘い果物の香りのするイエローの濃い黄金色のもの)

 

①グリーンタイプには、料理にハーブを使ったりして、グリーン色に近いイメージの料理を想像して合わせます。

★例えば、白身の魚をローズマリーなどともにソテーしてクレソンを盛りオリーブオイルを少しかける。

 

②イエローパターンには、黄色い料理を想像して合わせます。

★例えば、白身の魚に卵をつけてピカタにする、もしくはパン粉をつけてバターで焼く

 

このようにワインのパターンに合わせて素材の調理法をアレンジすることで美味しい組み合わせになります。ぜひお試しください。

 

ご質問などはこちらに気軽にご連絡ください

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ワイン入門③ メルロ

こんにちは、福岡在住ソムリエの中村です。

 

今回は、黒ブドウの品種【メルロ】についてお話いたします。

 

Merlot メルロ 

 

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赤ワイン用のブドウ品種としては、カベルネソーヴィニョンと栽培面積1位の座を争うフランスボルドー原産の黒ブドウ品種。

 

DNA鑑定でカベルネ・フランの子孫と判明したらしいのですが、もう片方の親は不明らしいです( ;∀;)

 

早熟なブドウ品種で収穫が遅れると酸味が急激に失われます。また保湿性が高く、カベルネ・ソーヴィニョンとは対照的で水はけの良い土壌は苦手です。乾燥に弱く粘土質のような保湿性のある土壌を好みます。

栽培地域もボルドー左岸砂利質土壌よりも右岸粘土質土壌で多く栽培されます

 

土壌については、後程説明していきたいと思います。

こういう、見慣れない言葉がたくさん出てくるのがワインを分かりにくくしているのかも知れませんね( 一一)

 

ふくよかなボディ(ワインの豊かさ、濃厚さ、重さなどを表現します)が特徴です。

また、カベルネ・ソーヴィニョンと比べるとタンニン(渋み)は穏やかです。

 

ボルドー左岸では、カベルネ・ソーヴィニョンとよくブレンドして造られますが、単一品種で醸造されることも少なくないです。

 

有名なワインとしてはシャトー・ペトリュスシャトー・ルパンなんかがありますがどちらも何十万もします・・・(._.)

 

ちなみに私はどちらも飲んだ経験があるんですが、ペトリュスに関しては中々状態のいいワインに出会えません( 一一)

 

しかし、状態の良いものはそれはもう素晴らしい味わいです(^^♪

ただ値段と味わいと考えると高すぎますね・・・

 

シャトー・ルパンは洗練された滑らかな質感で、果実味は凝縮してるのにピュアでふんわり軽いので、初めて飲んだ時は驚愕しました( ゚Д゚)

個人的にはシャトー・ルパンが大好きです。名前も(笑)

 

 

 主な産地

★フランス ボルドー

★イタリア

★スペイン

★オーストラリア

カリフォルニア

★日本

 

などなど

上げればキリがないですが( ;∀;)

 

最近は国産ワインのメルロも素晴らしい味わいです。

日本人として嬉しい限りです(^^♪

 

香りの特徴

★プルーン

クローブ

ブラックベリー

★スミレ

★干しアンズ

★ドライフルーツ入りのパウンドケーキ

★鉄釘

★トリュフ

 

などなど。

香りの要素を自分でワインから探すのも面白いのですよ(^^)/

テイスティングに関してもまた別の機会に説明いたします。

 

最後に3000円以下で買える

オススメのワインを紹介いたします。

個人的に好きなワインです(^^♪

 

産地名    フランス ボルドー

名前     シャトー・カップ・ド・フォジェール 

ヴィンテージ 2009年

ブドウ品種  メルロ85%

       カベルネ・フラン10%

       カベルネ・ソーヴィニョン

 

価格     2500円前後

 

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※ヴィンテージが変わると味わいや香りも変わるので注意です。

 

ご質問などはこちらに気軽にご連絡ください

sdnsdn101@gmail.com

 

 

 

 

 

 

 

 

テーブルマナー①  イギリス式とフランス式マナーの違い

こんにちは、ソムリエの中村です。

今回は一呼吸おきまして、テーブルマナーについてお話していきたいと思います。

 

テーブルマナー

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テーブルマナーとは本質的には、相手への気遣いや大人としてのたしなみなのです。

必要以上に、テーブルマナーを難しく考える必要はないと思います。

 

食事中に同席者に、ペチャクチャと音を立てながら料理を食べられたら、

食欲がなくなってしまいます。

 

肉や魚を食べる時に、ナイフやフォークが皿と擦れあって、キンキンと音を立てられたら......このように食事を楽しむ上では、相手に嫌な思いをさせない事が大切です。

 

しかし、一方でお蕎麦屋さんやラーメン屋さんのようにズルズルと音を立てるのが普通な場面もございます。その場に応じた気遣い、場の空気感に合わせる事も大切だと思います。

 

お互いがお互いのことを“気遣う”ことは、大人には必要となる“たしなみ”です。このような食事中の相手への気遣いや、大人のたしなみとしてのエチケットを、ルール化したのがテーブルマナーなのです。

 

テーブルマナーの歴史

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テーブルマナーの歴史は、今から500年ほど前のフランスにさかのぼります。1533年にイタリアの名家・メディチ家のお姫様であるカトリーヌが、フランス王家に嫁ぎました。

 

その時彼女に付き添っていたシェフが、フランス宮中の食事作法の拙さに驚き、フォークの使い方などのテーブルマナーを一冊の本にまとめました。このイタリア人シェフが著した『食事作法の50則』が、世界最初のテーブルマナーの指南書です。

 

イギリス式とフランス式テーブルマナーの違い

 

テーブルマナーは元々、16世紀のフランスに起源をもちます。そのため歴史上長年フランスが、テーブルマナーの理論や技術をリードしてきました。しかしフランスと歴史的にライバル関係にあるイギリスは、それに対抗して独自のテーブルマナーを生み出してきました。


ここではフランス料理のテーブルマナーとイギリスのテーブルマナーを、対比させながら紹介します。

 

テーブルマナーの違い1:ナイフ・フォークの使い方

 

フランス料理とイギリスのテーブルマナーの違いの1つめは、ナイフ・フォークの使い方にあります。

 

★イギリスのテーブルマナーでは、フォークを使う際には、フォークの背中に料理を乗せて食べます。ちなみにフランス料理のテーブルマナーでは、フォークの背中に料理を乗せると、恥ずかしい思いをするので注意が必要です。

 

★イギリスのテーブルマナーでは、フォークを右手に持ち替えてはいけませんが、フランス料理のテーブルマナーではOKです。

 

★料理を食べ終わった時には、ナイフ・フォークを縦に並べるのが、イギリスのテーブルマナーです。しかしフランス料理のテーブルマナーでは、3時の方向、または右斜め下に柄が来るようにしなければなりません。

 

テーブルマナーの違い:スープの飲み方

 

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フランス料理とイギリスのテーブルマナーの違いで、もう1つ注意が必要なのが、スープの飲み方です。出て来たスープに対し、手前から奥にスプーンを運ばせるのが

イギリス式です。またスープの量が少なくなってきたら、皿の手前側を少し浮かせて飲みやすくしなければなりません。しかしフランス料理だと、このマナーが完全に反対になります。フランス料理のテーブルマナーではスプーンを奥から手前へ運び、スープの量が少なくなったら皿の奥を少し浮かせるのです。

 

ちなみに日本では公式な晩餐会(公的な場所)ではイギリス式が適用されます。

 

これは、イギリスと日本が交流が深く、イギリス式マナーが宮内庁に初めに伝わったからです。しかし現代の西洋料理はフランス料理が中心となり繁栄してきました。

現在の一般的な場のレストランではフランス式のマナーが主流です。

 

少しややこしいですね( ;∀;)

 

今回は、基本となるイギリス式とフランス式の違いについてお話いたしました。

次はもう少し具体的な流れを説明したいと思います。

 

 

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sdnsdn101@gmail.com  中村

 

 

ワイン入門➁ ピノ・ノワール

こんちは、ソムリエの中村です。

今回は、前回に引き続きブドウ品種についてお話ししたいと思います。

 

Pinot Noir ピノ・ノワール

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ピノ・ノワールの味わいは、2大品種と同時に扱われる

カベルネ・ソーヴィニヨンとは実に対照的です。

 


カベルネ・ソーヴィニヨンが堅実なビジネスマンだとすれば、

ピノ・ノワールはクリエイティビティに溢れたアーティストです。



ピノ・ノワールには、期待した味がいつでもそこにあるという

どっしりと構えた安心感ではなく、とても繊細な味わいが特徴です。

 


時に残酷に、時に官能的なほどの美しい質感や、芳醇な香りを表現します。
ブドウの出来がそのままワインに現れるピノ・ノワールは、他の品種に比べるとワイン選びが難しい品種です。



世界には、「ピノ・ノワールのない世界には住めない」と言うワイン愛好家が多くいることが示すように、ピノ・ノワールでしか表現できないワインはこの世には多く存在しています。

 


それだけピノ・ノワールは唯一無二の存在であり、

世界中でワインが愛飲されている理由のひとつだと思います。

 

非常に魅惑的な赤ワイン品種で、私が個人的に一番好きな品種です(^^♪

 

 

素晴らしい芳香性と綺麗な酸が特徴のピノ・ノワールを温暖な気候で栽培すれば、

急激に成熟して香りも酸味も失いかねません。

 

 

この品種は冷涼な産地での栽培が非常に重要です。

また複雑で緻密な構成を持つ最高のピノ・ノワールは、石灰質の土壌から生まれるというのが定説とされています。

 

 

カベルネ・ソーヴィニョンやメルロとは異なり、

他の品種とブレンドされることは稀です。

シャンパーニュなどは例外です

 

 

赤ワインとしては、ほぼ単一で使用されます。

栽培の上でも、繊細で気難しい工程が要求されます。

 

 

主な産地

フランス ブルゴーニュ地方 シャンパーニュ地方

ニュージーランド

カリフォルニア

 

 

などなど栽培される産地は多数ございますが

ピノ・ノワールの個性を一番引き出せる地域は

間違いなくブルゴーニュ地方のグランクリュのみだと思います。

 

 

 香りの特徴

ラズベリー

★トリュフ

★イチゴ

★ダージリン

★サクランボ

★シナモン

★すみれ

★干し肉

 

などなど・・・

 

最後に3000円以下で買える

おススメのワインを紹介いたします。

 

ピノノワールらしいワインをこの価格内で探すのは非常に難しくなってきました( ゚Д゚)

このワインはこの価格帯では間違いなくトップクラスの味わいと香りです。

個人的にも大好きなワインです。

 

 

★産地     フランス

        ブルゴーニュ地方

        オーコートドニュイ

 

生産者    ピエール・ネジョン   

★ヴィンテージ 2008年

価格     2500円前後

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ワイン入門① カベルネ・ソーヴィニョン

初めまして、福岡在住のソムリエの中村です。

 

このブログではワインの基本的な楽しみ方と、注文する際のスマートな流れ

オススメのワイン、ワインが楽しめるお店を

紹介していこうと思います。

 

ワインの基本

ワインは難しい・・・

種類がたくさんあって覚えられない・・・

何がラベルに書いてあるか分からない・・・

自分の好きなワインを選ぶことができない・・・。

 

ワインには複雑でわかりにくい部分もありますが、

知れば知るほど、お酒好きな人には面白くなり

非常に魅力的な飲み物となります。

まずは基本を学びましょう。

 

ブドウの基本品種

ワインを知るにはまずブドウの品種を知ることが大切です。

ブドウの個性がワインの個性を作ります。

素材となるブドウの性格がワインのさまざまな特徴となって表れます。

 

ワインを理解するにあたり、まずは一番の基本となるブドウについてお話いたします。

ワイン造りに適した品種は数多くありますが、まずはよく使われる14品種の個性を

説明いたします。

 

Cabernet Sauvignon カベルネ・ソーヴィニョン

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世界で最も多く栽培されている黒ブドウ品種のひとつです。

フランスのボルドー地方原産地とされております。

 

1997年にカリフォルニア大学でDNA鑑定の結果、

カベルネ・フランソーヴィニョン・ブランの自然交配によって

生まれたことが判明いたしました。

 

晩熟な品種で比較的温暖な気候を好みます。

水はけのよい土壌での栽培が好ましく、未熟なカベルネ・ソーヴィニョン

青いピーマンの様な香りが前面に出ます。

ボルドーではリスク回避の為に、早熟なメルロなどとともに栽培されて

しばしばこれらとブレンドされます。

 

主要な産地

ボルドー

カリフォルニア

★オーストラリア

★チリ

★イタリア

★スペイン

★アルゼンチン

★日本

 

 などなど、上げるとキリがないのでこの辺で( ゚Д゚)

 

香りの特徴

先ほど説明した通り

カベルネ・ソーヴィニョンは

カベルネ・フランソーヴィニョン・ブランとの交配品種です。

なのでソーヴィニョン・ブランと共通するカシス的な要素があります。

 

この要素を【未熟】として嫌う人もいますが、

そういった適度な清涼感があるから、ワインの味がパワフルでも

心地よいバランスで飲めるのです。

全体に冷たさや硬さを感じさせる香りで、暗く静かな印象です。

 

【香りの要素の例】

 

★ミント

★スミレ

★プラム

★カシス

ブラックベリー

★葉巻 

★鉛筆の芯

★インク 

 

 などなど・・・。

最後に1000円以下で買える

最強コスパのワインを紹介いたします。

この価格でこのクオリティ( ゚Д゚)

デイリーワインには持って来いです(^^♪

 

産地    チリ産 

品種    カベルネ・ソーヴィニョン

ワイン名  デルスール

価格    税込み 514円

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※価格は格差あると思いますがほぼこのくらいの価格です。

今回は、カベルネ・ソーヴィニョンの特徴についてお話いたしました。

次回は、ピノ・ノワールについてお話ししたいと思います。

 

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